2010年12月31日

★2010年「このミステリーがすごい」第4位:『追想五断章』米澤穂信(著)

このミステリーがおもしろい。このミステリーが面白い。

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2010年「このミステリーがすごい」第4位。


古書店アルバイトの大学生・菅生芳光は、報酬に惹かれてある依頼を請け負う。

依頼人・北里可南子は、亡くなった父が生前に書いた、結末の伏せられた五つの小説を探していた。

調査を続けるうち芳光は、未解決のままに終わった事件“アントワープの銃声”の存在を知る。

二十二年前のその夜何があったのか?

幾重にも隠された真相は?

米澤穂信が初めて「青春去りし後の人間」を描く最新長編。 著者新境地の本格ミステリ。



五篇のリドルストーリー(結末を書かない物語)が作中作として収められた入れ子構造の本作。


タイトルが重い印象だったのですが、読み終わった時には『なるほど』と思いました。

父が残した5編の小説の探索を依頼する娘・可南子は、結末だけを所持しています。

報酬に動かされ探索を始めるのは叔父の古書店でアルバイトしている芳光です。

探索途中で、海外で起こった未解決事件『アントワープの銃声』が迫ってきます。


アントワープ&古書店

なぞの5つの小説&5つの結末

可南子の父の真相を隠す愛&古書店の叔父が芳光を突き放す愛

中々興味をそそられるプロットです。

まずは見事なプロットに脱帽した。

リドル・ストーリーとその謎解き(最後の一行)の組み合わせによって正反対の意味が立ち現れる様は圧巻であった。

また、娘に真実を語るべきか否か、悩んだ末に父親がとった行為が哀切。読み始めたら止められなかった。傑作である。


5つの小説は、奇抜な話ではあるのですが映像が浮かびます。

そして読者も結末を考えてしまうのでは!?と、思います。

その結末ですが、他の小説でもありえる結末で読ませます。

ワクワクしながら読み終えました。


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ラベル:米澤穂信
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★2010年「このミステリーがすごい」第3位:『Another』綾辻行人(著)

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2010年「このミステリーがすごい」第3位。


その「呪い」は26年前、ある「善意」から生まれた―。

1998年、春。

夜見山北中学に転校してきた榊原恒一(15歳)は、何かに怯えているようなクラスの雰囲気に違和感を覚える。

不思議な存在感を放つ美少女ミサキ・メイに惹かれ、接触を試みる恒一だが、いっそう謎は深まるばかり。

そんな中、クラス委員長の桜木ゆかりが凄惨な死を遂げた!この“世界”ではいったい、何が起こっているのか?

秘密を探るべく動きはじめた恒一を、さらなる謎と恐怖が待ち受ける…。


その学校の、そのクラスにはある「呪い」がある。

避けられない死の連鎖に挑む少年少女の運命は--

新本格の旗手が満を持しておくる、戦慄の青春ホラー。


 
学園ミステリーホラーで、主人公の少年が転校して入ったクラスの三年三組にだけ起こる怪奇現象。

そしてジンクス。
 
謎のクラスメート見崎鳴(みさきめい)。
 
沢山の不気味で美しい人形たちは、人形作家「天野可淡(あまのかたん)」 の人形を連想させる。

ホラー的なグロい描写もあって気に入りました。

なんといっても「見崎鳴」が謎めいてて凄く気になり、 ぶ厚い本ですが、3日で読んでしまいました。

この作品は2006年から書かれただけあって、あとから読んだ「館シリーズ」たちとは違って最近っぽい感じです。

怪談、ホラー、ミステリー、学園ものが好きなら楽しめると思います。
 
これを読んで綾辻のファンになりました。



「面白かった!」と思える作品でした。

最初はページ数の厚さに「時間がかかりそう」と思ったのですが……

いざ読み進めると先へ先へと、気づけば1日もかからず読み終えてしまいました。


決して読み飛ばすような内容では無くむしろ、とても読みやすい作品でした。

情景が鮮明に思い浮かぶくらい内容がスッと頭の中に入るような文章。



全体的にホラーとサスペンスに所謂ジュヴナイルっぽい感じが各少々といった雰囲気がありました。(あくまで私的意見ですが)

三年三組に降りかかる《呪い》と噂される謎の現象。

居ない筈なのに居る《もう一人の誰か》

一体誰が?

何故?

次はどうなる?

という不安感や疑心感は少し背筋が涼しくなるような、ちょっと不気味な感覚すらしました。


そういったホラー感の味付けがなされたミステリーが完成しており、読者はそれを堪能すればよい、一級のエンターテイメント小説です。



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2010年12月30日

★2010年「このミステリーがすごい」第1位:『新参者』東野圭吾(著)

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2010年「このミステリーがすごい」第1位。


立ちはだかるのは、人情という名の謎

日本橋の片隅で発見された四十代女性の絞殺死体。

「なぜ、あんなにいい人が」と周囲は声を重ねる。

着任したばかりの刑事・加賀恭一郎は、未知の土地を歩き回る。

「この町のことを思い浮かべるだけで、忽ち様々な人間が動きだした。そのうちの一人を描こうとすると、そばにいる人々の姿も描かざるをえなくなった。まる でドミノ倒しのように、次々とドラマが繋がっていった。同時に謎も。最後のドミノを倒した時の達成感は、作家として初めて味わうものだった」――東野圭吾


東野圭吾作品の中でも、「加賀恭一郎シリーズ」はかなり好きなので、迷わず購入しました。

この小説の舞台は日本橋。

その一角で起こった絞殺事件を調べるべく、着任したばかりの加賀刑事は日本橋界隈のさまざまな場所に出向いていきます。

ただし、「営業マンの上着」から始まり、加賀刑事の見事な洞察力はそれまでの作品同様に見ることができますが、事件そのものの真相は、それほどビックリするようなものではありません。

しかしそれよりも印象深いのが、日本橋界隈の人々や、加賀刑事自身が見せる「人情」です。


全九章ありますが、第一章〜第八章までそれぞれ、加賀が訪れる日本橋の8か所が舞台となっています。

そして事件の調査のために訪れた加賀が、その手掛かりをつかむ様子だけでなく、彼の働きによってそこに隠されていた人々の「大切な人への想い」が前面に出てきたり、通い合っていなかった心と心が再び交流を始める様子などが描かれ、読んでいて非常に心温まりました。

どれも事件の解決に向けての「通過点」の一つに過ぎないのですが、結末が非常によく、それぞれの章がエピソードとして独立して成り立っています。

そして第九章のラストも、「心を通わせていたつもりが実はそうでなかった」という点では非常に考えさせられました。

最後に、加賀恭一郎シリーズはこれの前に、

『卒業 雪月花殺人ゲーム』★
『眠りの森』★
『どちらかが彼女を殺した』
『悪意』★
『私が彼を殺した』
『嘘をもうひとつだけ』
『赤い指』★

以上があります。

もちろんそれぞれ別の事件を扱っていますから、単独でも十分楽しめるのですが、他のシリーズ作品(特に★印)を読むと、加賀刑事の人物像がよくわかりますので別の楽しみ方ができます。


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★2008年「このミステリーがすごい」第6位:『離れた家』山沢晴雄(著)

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2008年「このミステリーがすごい」第6位。

2008年 本格ミステリベスト10 5位


「本格の鬼」山沢晴雄の傑作、初の単行本化!

凝りに凝った謎解き短篇から、メタミステリ、幻想奇譚まで、選び抜いた名品を一挙収録。


山沢 晴雄

1924(大正13)年、大阪市生まれ。
本姓・山澤。大阪府立北野第二中学(旧制)卒。
1951(昭和26)年「砧最初の事件」「仮面」(『別冊宝石』)でデビュー。
「仮面」が懸賞コンクールに佳作入選。
1953(昭和28)年、『宝石』の懸賞小説では、「銀知恵の輪」が第一席となっている。
大阪市職員として定年まで勤めるかたわら、アンソロジー等を中心に短中編を発表し続ける。

『離れた家』が初の単著となる


硬質な文体が緻密なプロットと相まって、本格ミステリーを作り上げている。

いずれも短編なので、すっと入ってくるが、ミステリーはミステリーである。

こういう埋もれた人材(と僕らの世代は思ってしまう)を発掘して、世の中に紹介するのも、出版社の努めだよね。


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2010年12月29日

★2009年「このミステリーがすごい」第7位:『黒百合』多島斗志之(著)

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2009年「このミステリーがすごい」第7位。

「週刊文春ミステリーベスト10」国内部門第8位


「六甲山に小さな別荘があるんだ。下の街とは気温が八度も違うから涼しく過ごせるよ。きみと同い年のひとり息子がいるので、きっといい遊び相手になる。一彦という名前だ」父の古い友人である浅木さんに招かれた私は、別荘に到着した翌日、一彦とともに向かったヒョウタン池で「この池の精」と名乗る少女に出会う。

夏休みの宿題、ハイキング、次第に育まれる淡い恋、そして死―一九五二年夏、六甲の避暑地でかけがえのない時間を過ごす少年たちを瑞々しい筆致で描き、文芸とミステリの融合を果たした傑作長編。


進・一彦・香の3人が過ごす戦後の避暑地での青春物語の部分、ここの描写力がすぐれているので、作品全体の質を上げているのでしょう。

銀幕のスターたちの出ていた古い秀作の邦画のような雰囲気です。

香のおばさま日登美や、六甲の女王、小芝翁…などなど、脇役たちの人物像も、時代と上流階級の人々の雰囲気を良く伝えてくれます。

この序章の部分だけでも作品が成り立つぐらい上質なものだと思います。

ドイツで出会った謎の女性は誰?と思いながら読み進め、殺人事件の犯人は…とミステリー部分では謎を持たせ、全くもって巧いです。

昭和27年の部分は、夏休みの宿題の日記をつける進の目線で描かれるので、少年らしいたどたどしさもあって、語られない部分を巧くカバーしてミスリードを誘います。


もう一つの殺人事件が起こり、謎が解けないまま、ラストに突中。

え、もうページも少ないし終わっちゃうよ〜、と思ったら実にサラリと描かれる真相。

サプライズです、やられちゃいました。

ミステリーの謎解き、ここが一番の見せ場、そこをサラリと書いて素知らぬ顔して通り過ぎようとする作者。

う〜ん、にくい!



昭和27年、14才の寺元進は、東京からひとり離れて父親の旧友浅木の持つ六甲山の別荘で夏休みを過ごすことになった。

そこには浅木の息子で同い年の一彦がいた。また近所の裕福な家庭の、これもまた同い年の倉沢香とも出会う。

彼らは意気投合して、ハイキング、水泳、スケッチと毎日のように夏の避暑地の日々を過ごす。

やがて進と一彦は香にほのかな恋心を抱くようになる。この小説のほとんどを占めるのはつたない進の日記から始まる甘酸っぱい青春物語の懐古である。

その一方で、進と一彦の父親たちが昭和10年、ナチス政権下のドイツはベルリンで出会った不思議な女性との交流と、昭和16年から20年、戦時下の神戸における鉄道員と女学生の恋と、それが原因で起こる殺人という、ふたつのエピソードが挟み込まれる。


はたしてこれら三つのパートがどう関っているのか。

読者の興味は尽きない。そして時を越えた複雑な人間関係が次第に明らかになり、これまで見えていなかった風景が終盤浮かびあがる時、作者の企みが現れる仕組みになっている。


多島斗志之は、基本的には淡い文芸的な青春恋愛小説を読者に読ませながらも、思いがけないところに伏線を張り巡らせていたり、<六甲の女王>なるミスディレクションに惑わせたりするのである。

本書は超絶的なテクニックに支えられた傑作である。



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posted by ホーライ at 21:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 2009年ベストミステリー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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