2010年12月29日

★2009年「このミステリーがすごい」第6位:『カラスの親指』道尾秀介(著)

道尾秀介おすすめミステリー小説、お奨めの道尾秀介のミステリー小説。道尾秀介の名作ミステリーの面白い作品。

おすすめミステリー作家のオススメ面白いミステリー、おもしろい傑作お勧めミステリー小説は『カラスの親指』道尾秀介(著)だ。


2009年「このミステリーがすごい」第6位。

日本推理作家協会賞(第62回)を受賞した作品



“詐欺”を生業としている、したたかな中年二人組。

ある日突然、彼らの生活に一人の少女が舞い込んだ。

戸惑う二人。

やがて同居人はさらに増え、「他人同士」の奇妙な共同生活が始まった。

失くしてしまったものを取り戻すため、そして自らの過去と訣別するため、彼らが企てた大計画とは。



本書の筋書きのような作風をある作家の文庫で以前に読んだ記憶があります(意外と多いのかもしれませんね)。

だからというわけではありませんが、物語の展開自体に強い関心をもったとはいえません。

しかし「帯」にある「最高の逆転劇をお見せします。」という文言にはおのずと<注意>が向けられるのではないでしょうか。

そうすると、終盤の終盤にかけて「間違いなく何かが起きるぞ!」と読者は予測し、読了して「そうか、そういう結末か・・・」と深い安堵感に浸るのであります。


物語を構成していた「散りばめられたパーツ」が一気に再構築される、その速度感と緊張感には思わず唸ってしまいました。

意外と多いような作風にもかかわらず、です。

そこに作者の並々ならぬ力量を十分に実感できることでしょう。


ワクワクしながら読める作品ですし、読者の期待を満たしてくれる内容でしょう。

「カラスの親指」というタイトルの意味など、本書にはいろんな知識はもちろんのこと、家族や人間模様の混沌さ・奥深さを、道尾さん独特の文章でわれわれに語りかけてくれます。

ラストは切ないながらもすっきりさせてくれます。



すなおに読者は、劇中人物のコンゲームに一喜一憂し、いつの間にか、読者自身がゲームに参加させられている醍醐味を味わう作品です。

魅力的な人物描写、何気ない会話や表現が伏線になる痛快感、散らばったピースが見事に収束する終盤、 連鎖するどんでん返し、ホロっとさせる真相まで。

とにかく「完成」されたエンターテイメントです。


【アマゾン】『カラスの親指』道尾秀介(著)
  ↓
カラスの親指 by rule of CROW’s thumb




【楽天】『カラスの親指』道尾秀介(著)
  ↓
【送料無料】カラスの親指

【送料無料】カラスの親指

【送料無料】カラスの親指

価格:1,785円(税込、送料別)






★面白い、おもしろい、おすすめの傑作ミステリー小説、最新の現代ものから古典的名作ミステリー小説、名作推理小説まで200冊以上のサイト★
     ↓
面白いおすすめの傑作ミステリー小説200冊以上のサイト


●村上春樹のおすすめの本●
  ↓
村上春樹のおすすめの本



posted by ホーライ at 18:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 2009年ベストミステリー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

★2009年「このミステリーがすごい」第5位:『新世界より』貴志祐介(著)

貴志祐介おすすめミステリー小説、お奨めの貴志祐介のミステリー小説。貴志祐介の名作ミステリーの面白い作品。

おすすめミステリー作家のオススメ面白いミステリー、おもしろい傑作お勧めミステリー小説は『新世界より』貴志祐介(著)だ。


2009年「このミステリーがすごい」第5位


ここは汚れなき理想郷のはずだった。

1000年後の日本。伝説。消える子供たち。

著者頂点をきわめる、3年半ぶり書き下ろし長編小説!

子供たちは、大人になるために「呪力」を手に入れなければならない。

一見のどかに見える学校で、子供たちは徹底的に管理されていた。

いつわりの共同体が隠しているものとは――。

何も知らず育った子供たちに、悪夢が襲いかかる!



待たされた甲斐がありました。

本作は貴志祐介の最高傑作であるだけでなく、日本SF史上に残る怪作です。

酷評された『硝子のハンマー』以降、長期にわたり新作の音沙汰がなかったので、作家としてのピークを過ぎてしまったのかと残念に思っていたのですが、杞憂でした。

『黒い家』、『クリムゾンの迷宮』、『天使の囀り』の頃のパワフルな貴志祐介が完全復活です。

読み始めた当初は、「少年少女が主人公」、「中世日本の長閑な農村風景」、「呪力」、「色々な架空の生物」といった設定から、トトロのようなファンタジックな話なのかと思い、「あー、貴志祐介またやっちゃったか」と期待外れを覚悟しました。

しかし、世界観をある程度構築する序盤が終わるあたりで、世界の真の姿が明らかになり、以降は怒濤の貴志ワールドが全開フルスロットルです。

『青の炎』のやりきれない哀しさ、『黒い家』で描かれた人間の狂気、そして『天使の囀り』や『クリムゾンの迷宮』の残虐表現がすべて詰め込まれたような物語で、読んでいる最中の気分の悪さは格別です。

展開が強引だったり、ご都合主義だったりする箇所は多々ありますが、物語の勢いがそれらを補って余りあります。

なお、そうした物語としての勢いもさることながら、緻密な世界観を構築したうえで、数多くの謎や前振りの大半を破綻なく活かし、まとめあげている手腕にも舌を巻きます。

ただし、SFという性格上、架空の生物、技術、競技などが数多く登場するため、多くの場面で相当な想像力を要求されるのも、また事実です。

そのため、SFやファンタジーを読み慣れていない方は、語られているシーンをリアルに想像できず、本作をとんでもない駄作と感じるかもしれません。

私としては、本作は貴志祐介の最高傑作だと感じていますが、過去作品以上に読み手を選ぶという点で、評価は賛否が大きく分かれるでしょう。



遥か未来、呪力と呼ばれる力をもった子供達の話で、言葉を喋るネズミがでてきたりと、表層はファンタジーだが、読み進めて行くうちに感じとるのは、サイコホラーである。


アキラ・・・・・・私は、このイメージかしっくりた。

アキラというのは、アニメのアキラである。

未知なる力を手に入れ、やがて体も人格も力に呑み込まれてしまう小学生時にアキラを見て、ワクワクするような凄さと、気味の悪さを感じにはいられない話の流れ、それと同じものを、この本から感じた。


読み手を選ぶかもしれないが、私は話にすっかり引き込まれ、ページをめくる手がとまらなかった。

日本ファンタジー小説の金字塔だ。


【アマゾン】『新世界より』貴志祐介(著)
  ↓
新世界より 上





【楽天】『新世界より』貴志祐介(著)
  ↓
新世界より(上)

新世界より(上)

新世界より(上)

価格:1,995円(税込、送料別)





★面白い、おもしろい、おすすめの傑作ミステリー小説、最新の現代ものから古典的名作ミステリー小説、名作推理小説まで200冊以上のサイト★
     ↓
面白いおすすめの傑作ミステリー小説200冊以上のサイト


●村上春樹のおすすめの本●
  ↓
村上春樹のおすすめの本



posted by ホーライ at 17:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 2009年ベストミステリー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

★2009年「このミステリーがすごい」第6位:『カラスの親指』道尾秀介(著)

道尾秀介おすすめミステリー小説、お奨めの道尾秀介のミステリー小説。道尾秀介の名作ミステリーの面白い作品。

おすすめミステリー作家のオススメ面白いミステリー、おもしろい傑作お勧めミステリー小説は『カラスの親指』道尾秀介(著)だ。


2009年「このミステリーがすごい」第6位。

日本推理作家協会賞(第62回)を受賞した作品



“詐欺”を生業としている、したたかな中年二人組。

ある日突然、彼らの生活に一人の少女が舞い込んだ。

戸惑う二人。

やがて同居人はさらに増え、「他人同士」の奇妙な共同生活が始まった。

失くしてしまったものを取り戻すため、そして自らの過去と訣別するため、彼らが企てた大計画とは。



本書の筋書きのような作風をある作家の文庫で以前に読んだ記憶があります(意外と多いのかもしれませんね)。

だからというわけではありませんが、物語の展開自体に強い関心をもったとはいえません。

しかし「帯」にある「最高の逆転劇をお見せします。」という文言にはおのずと<注意>が向けられるのではないでしょうか。

そうすると、終盤の終盤にかけて「間違いなく何かが起きるぞ!」と読者は予測し、読了して「そうか、そういう結末か・・・」と深い安堵感に浸るのであります。


物語を構成していた「散りばめられたパーツ」が一気に再構築される、その速度感と緊張感には思わず唸ってしまいました。

意外と多いような作風にもかかわらず、です。

そこに作者の並々ならぬ力量を十分に実感できることでしょう。


ワクワクしながら読める作品ですし、読者の期待を満たしてくれる内容でしょう。

「カラスの親指」というタイトルの意味など、本書にはいろんな知識はもちろんのこと、家族や人間模様の混沌さ・奥深さを、道尾さん独特の文章でわれわれに語りかけてくれます。

ラストは切ないながらもすっきりさせてくれます。



すなおに読者は、劇中人物のコンゲームに一喜一憂し、いつの間にか、読者自身がゲームに参加させられている醍醐味を味わう作品です。

魅力的な人物描写、何気ない会話や表現が伏線になる痛快感、散らばったピースが見事に収束する終盤、 連鎖するどんでん返し、ホロっとさせる真相まで。

とにかく「完成」されたエンターテイメントです。


【アマゾン】『カラスの親指』道尾秀介(著)
  ↓
カラスの親指 by rule of CROW’s thumb




【楽天】『カラスの親指』道尾秀介(著)
  ↓
【送料無料】カラスの親指

【送料無料】カラスの親指

【送料無料】カラスの親指

価格:1,785円(税込、送料別)





★面白い、おもしろい、おすすめの傑作ミステリー小説、最新の現代ものから古典的名作ミステリー小説、名作推理小説まで200冊以上のサイト★
     ↓
面白いおすすめの傑作ミステリー小説200冊以上のサイト


●村上春樹のおすすめの本●
  ↓
村上春樹のおすすめの本


posted by ホーライ at 15:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 2009年ベストミステリー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

★2009年「このミステリーがすごい」第5位:『新世界より』貴志祐介(著)

貴志祐介おすすめミステリー小説、お奨めの貴志祐介のミステリー小説。貴志祐介の名作ミステリーの面白い作品。

おすすめミステリー作家のオススメ面白いミステリー、おもしろい傑作お勧めミステリー小説は『新世界より』貴志祐介(著)だ。


2009年「このミステリーがすごい」第5位


ここは汚れなき理想郷のはずだった。

1000年後の日本。伝説。消える子供たち。

著者頂点をきわめる、3年半ぶり書き下ろし長編小説!

子供たちは、大人になるために「呪力」を手に入れなければならない。

一見のどかに見える学校で、子供たちは徹底的に管理されていた。

いつわりの共同体が隠しているものとは――。

何も知らず育った子供たちに、悪夢が襲いかかる!



待たされた甲斐がありました。

本作は貴志祐介の最高傑作であるだけでなく、日本SF史上に残る怪作です。

酷評された『硝子のハンマー』以降、長期にわたり新作の音沙汰がなかったので、作家としてのピークを過ぎてしまったのかと残念に思っていたのですが、杞憂でした。

『黒い家』、『クリムゾンの迷宮』、『天使の囀り』の頃のパワフルな貴志祐介が完全復活です。

読み始めた当初は、「少年少女が主人公」、「中世日本の長閑な農村風景」、「呪力」、「色々な架空の生物」といった設定から、トトロのようなファンタジックな話なのかと思い、「あー、貴志祐介またやっちゃったか」と期待外れを覚悟しました。

しかし、世界観をある程度構築する序盤が終わるあたりで、世界の真の姿が明らかになり、以降は怒濤の貴志ワールドが全開フルスロットルです。

『青の炎』のやりきれない哀しさ、『黒い家』で描かれた人間の狂気、そして『天使の囀り』や『クリムゾンの迷宮』の残虐表現がすべて詰め込まれたような物語で、読んでいる最中の気分の悪さは格別です。

展開が強引だったり、ご都合主義だったりする箇所は多々ありますが、物語の勢いがそれらを補って余りあります。

なお、そうした物語としての勢いもさることながら、緻密な世界観を構築したうえで、数多くの謎や前振りの大半を破綻なく活かし、まとめあげている手腕にも舌を巻きます。

ただし、SFという性格上、架空の生物、技術、競技などが数多く登場するため、多くの場面で相当な想像力を要求されるのも、また事実です。

そのため、SFやファンタジーを読み慣れていない方は、語られているシーンをリアルに想像できず、本作をとんでもない駄作と感じるかもしれません。

私としては、本作は貴志祐介の最高傑作だと感じていますが、過去作品以上に読み手を選ぶという点で、評価は賛否が大きく分かれるでしょう。



遥か未来、呪力と呼ばれる力をもった子供達の話で、言葉を喋るネズミがでてきたりと、表層はファンタジーだが、読み進めて行くうちに感じとるのは、サイコホラーである。


アキラ・・・・・・私は、このイメージかしっくりた。

アキラというのは、アニメのアキラである。

未知なる力を手に入れ、やがて体も人格も力に呑み込まれてしまう小学生時にアキラを見て、ワクワクするような凄さと、気味の悪さを感じにはいられない話の流れ、それと同じものを、この本から感じた。


読み手を選ぶかもしれないが、私は話にすっかり引き込まれ、ページをめくる手がとまらなかった。

日本ファンタジー小説の金字塔だ。


【アマゾン】『新世界より』貴志祐介(著)
  ↓
新世界より 上





【楽天】『新世界より』貴志祐介(著)
  ↓
新世界より(上)

新世界より(上)

新世界より(上)

価格:1,995円(税込、送料別)





★面白い、おもしろい、おすすめの傑作ミステリー小説、最新の現代ものから古典的名作ミステリー小説、名作推理小説まで200冊以上のサイト★
     ↓
面白いおすすめの傑作ミステリー小説200冊以上のサイト


●村上春樹のおすすめの本●
  ↓
村上春樹のおすすめの本


posted by ホーライ at 15:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 2009年ベストミステリー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

★2009年「このミステリーがすごい」第4位:『告白』湊 かなえ(著)

湊 かなえおすすめミステリー小説、お奨めの湊 かなえのミステリー小説。湊 かなえの名作ミステリーの面白い作品。

おすすめミステリー作家のオススメ面白いミステリー、おもしろい傑作お勧めミステリー小説は『告白』湊 かなえ(著))だ。



2008年度の週刊文春ミステリーベスト10で第1位に、このミステリーがすごい!で第4位にランクイン、2009年に本屋大賞を受賞した。

第一章「聖職者」が小説推理新人賞を受賞した、作者のデビュー作。

2010年6月5日には映画が公開された。その公開前に映画の脚本を元に漫画化されたコミック版が発売されている。



我が子を校内で亡くした女性教師が、終業式のHRで犯人である少年を指し示す。

ひとつの事件をモノローグ形式で「級友」「犯人」「犯人の家族」から、それぞれ語らせ真相に迫る。

選考委員全員を唸らせた新人離れした圧倒的な筆力と、伏線が鏤められた緻密な構成力は、デビュー作とは思えぬ完成度である。




もしくは、誰にでも潜む闇と言ったら、陳腐に聞こえるかなと思いつつ、まず浮かんだ言葉です。

そして、悪は生まれ、育つモノなのだと、この小説を読んで思いました。

悪が生まれるキッカケがあり、その悪を育てる環境がある。そのどちらもがなければ、悪は完成しない。

しかし、その悪を生むキッカケや、悪が育つ環境に悪意がある訳でもない。

また悪を闇に代えても成り立つ構図でもある。

今、正義というモノに関心が向いていますが、正義とは何か?を考える時、この小説を読んでみると、考えさせられます。

報復は正義か?

その報復が正義であると誰が定義するのか?


自己満足について。

いろんなことを思う本です。

そして、その色んなことをサクッと読める小説になっているのが、この本です。


あなたの闇もここにある。


【アマゾン】『告白』湊 かなえ(著)
  ↓
告白





【楽天】『告白』湊 かなえ(著)
  ↓
【送料無料】告白

【送料無料】告白

【送料無料】告白

価格:650円(税込、送料別)





★面白い、おもしろい、おすすめの傑作ミステリー小説、最新の現代ものから古典的名作ミステリー小説、名作推理小説まで100冊以上のサイト★
     ↓
面白いおすすめの傑作ミステリー小説100冊以上のサイト


●村上春樹のおすすめの本●
  ↓
村上春樹のおすすめの本


posted by ホーライ at 13:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 2009年ベストミステリー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。