2011年12月18日

2011年度ミステリーベスト10(このミステリーがすごい!編)

おすすめのミステリー★このミステリーがすごい!●第1位「ジェノサイド」高野 和明 (著)


2011年度ミステリーベスト10(週間文春)でも1位。

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おすすめのミステリー★このミステリーがすごい!●第2位「折れた竜骨」米澤 穂信 (著)

2011年度ミステリーベスト10(週間文春)でも2位。

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おすすめのミステリー★このミステリーがすごい!●第3位「開かせていただき光栄です」皆川 博子 (著)


2011年度ミステリーベスト10(週間文春)でも3位。

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おすすめのミステリー★このミステリーがすごい!●第4位「絆回廊 新宿鮫X」大沢在昌 (著)

2011年度ミステリーベスト10(週間文春)では5位。


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おすすめのミステリー★このミステリーがすごい!●第5位「ユリゴコロ」沼田 まほかる (著)

2011年度ミステリーベスト10(週間文春)では6位。


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おすすめのミステリー★このミステリーがすごい!●第6位「消失グラデーション」長沢 樹(著)

私立藤野学院高校のバスケ部員椎名康は、ある日、少女が校舎の屋上から転落する場面に遭遇する。

康は血を流し地面に横たわる少女を助けようとするが、少女は目の前から忽然と消えた。

監視された空間で起こった目撃者不在の“少女消失”事件。

複雑に絡み合う謎に、多感な若き探偵たちが挑む。

繊細かつ大胆な展開、“真相”の波状攻撃、そして驚愕の結末。

最先端で最高の青春本格ミステリ、第31回横溝正史ミステリ大賞受賞作。

2011年度ミステリーベスト10(週間文春)では圏外。


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おすすめのミステリー★このミステリーがすごい!●第7位「メルカトルかく語りき」麻耶 雄嵩 (著)


2011年度ミステリーベスト10(週間文春)でも第7位。


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おすすめのミステリー★このミステリーがすごい!●第8位「警官の条件」佐々木 譲(著)

都内の麻薬取引ルートに、正体不明の勢力が参入している―。

裏社会の変化に後手に回った警視庁では、若きエース安城和也警部も、潜入捜査中の刑事が殺されるという失態の責任を問われていた。

折しも三顧の礼をもって復職が決まったのは、九年前、悪徳警官の汚名を着せられ組織から去った加賀谷仁。

復期早々、マニュアル化された捜査を嘲笑うかのように、単独行で成果を上げるかつての上司に対して和也の焦りは募ってゆくが…。

機能しない警察組織のセクショナリズム、新しい犯罪の動き、都合によって変化する捜査基準など、さまざな問題をストーリーに取り入れながら、犠牲的な親子関係の葛藤を描いている。


2011年度ミステリーベスト10(週間文春)では圏外。



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おすすめのミステリー★このミステリーがすごい!●第9位「心に雹の降りしきる」香納 諒一 (著)

7年前に行方不明になった少女の遺留品が発見された。

まったく期待せずに捜査を再開した県警捜査一課の都筑だが、数日後、情報をもたらした探偵・梅崎の死体が発見される。

梅崎はいったい何を掴んでいたのか? 

都筑は足取りを追う……。

心に傷を負った孤独な男の物語を描かせたら香納 諒一の右に出るものはいない。

複雑なプロットと徐々に変化していく都築の心情を巧みに織り込んだ物語は読みでがある。


2011年度ミステリーベスト10(週間文春)では圏外。



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おすすめのミステリー★このミステリーがすごい!●第9位「機龍警察 自爆条項」月村 了衛 (著)

軍用有人兵器・機甲兵装の密輸事案を捜査する警視庁特捜部は、北アイルランドのテロ組織によるイギリス高官暗殺計画を察知した。

だが特捜部には不可解な捜査中止命令が。

国家を超える憎悪の闇は特捜部の契約する“傭兵”ライザ・ラードナー警部の、凄絶な過去につながっていた―

組織内でもがく警察官たちの慟哭と死闘。圧倒的なスケールと迫真のリアリティで重厚に描く、話題の“至近未来”警察小説。

凄絶なアクションと重厚な人間ドラマが見事に融合した異色の警察小説である。


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2011年12月04日

おすすめのミステリー★2011年度ミステリーベスト10(週間文春)●第10位「転迷 隠密捜査4」今野 敏 (著)

相次いで変死した二人の外務官僚。

捜査をめぐる他省庁とのトラブル。

そして娘を襲ったアクシデント…。


大森署署長・竜崎伸也に降りかかる難問の連鎖、やがて浮かび上がった驚愕の構図。

すべては竜崎の手腕に委ねられた!

極限の緊迫感がみなぎる超本格警察小説シリーズ最強の新作。



今回は、殺人事件、ひき逃げ、麻取とのせめぎ合い、放火、娘の恋人の話が 縦糸と横糸のように絡んでいきます。

役所間、部署間の対立が竜崎のキャラで小気味良く切りさばかれていきます。

元・いじめられっこで、ガリ勉、強くも格好良くも無く、原理原則にきっちりしていて融通がきかない、そんなヒーローである竜崎の「竜崎節」を久々に堪能しました。



今野敏氏の作品は、誤解を恐れずに言えば、楽しめるものとそうでないものがある。

好き嫌いかもしれないので、楽しめないものには言及はしない。

この『隠蔽捜査』は1作目を文庫で読んでから、一気にはまった。

いやあ、面白かったですね。

1週間の間に、2、3、3・5と連続して読んだ。

どれもいいから、驚いてしまう。


黙って、読め、だろう。

絶対に損はさせませんよ、と作者に言われているような気がする。

こう書いてくると、やはり小説は好き嫌いなのかもしれない。

ふと、そう感じた。

この竜崎というキャラが好きになれないと、まったくもってつまらない小説となってしまうに違いない。

次回作は? と期待を抱かせてくれる数少ない作品である。

こういう小説に出会えると、嬉しくなる。


建前=本音の主人公竜崎が論破していく様は痛快であり、招いた苦境でも竜崎流を通します。

思わず二度読みした一冊。

二度目は竜崎の生きざまに教えを得る。

文句なしの満点だ。



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posted by ホーライ at 05:45| Comment(2) | TrackBack(0) | 2011年ベストミステリー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

おすすめのミステリー★2011年度ミステリーベスト10(週間文春)●第9位「真夏の方程式」東野圭吾 (著)

夏休みを伯母一家が経営する旅館で過ごすことになった少年・恭平。仕事で訪れた湯川も、その宿に滞在することを決めた。

翌朝、もう一人の宿泊客が変死体で見つかった。

その男は定年退職した元警視庁の刑事だという。

彼はなぜ、この美しい海を誇る町にやって来たのか…。

これは事故か、殺人か。

湯川が気づいてしまった真相とは―。



読んでいるときは淡々と…

でも、本を閉じた後に、静かにジーンと余韻が残るお話でした。

次第に明らかになる2時間ドラマにありがちなドロドロした人間関係も、最後には幻想的な海底と、少年の輝かしい未来…そんな美しいモチーフで洗われて、さわやかな読後感。

夏休みに読みたかった。

物理的なトリックは弱くて、あまりそれ自体の推理の醍醐味はないし、フーダニットも対象が実質1人、もう終盤はお涙頂戴にまっしぐらなんだけど、相変わらずの湯川先生の科学者語り、警察官たちの様々な視点、人生イロイロ、定番の要素はバランスよく盛り込まれていて退屈しませんでした。

しかし、湯川先生、めちゃめちゃ人間臭くなりましたね。

これはこれで魅力的だし、まさに彼の言うところの「成長」なんじゃないかなーと思います。


連続刊行された著者の作品の中で、特に挙げたい一作。

子ども嫌いのガリレオ博士湯川と少年との、「化学反応」が面白い。

こういう話が好きです。

ミステリーとかいう前に、こういう設定の話というところが、理系もいいのだなと心から思わされる。

哀しみと切ない希望が一緒に詰まっている。


巧みな人物設定で次々と明るみに出る人間の醜ささと美しさ。

東野ワールドを満喫させる傑作ミステリー!



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posted by ホーライ at 04:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 2011年ベストミステリー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

おすすめのミステリー★2011年度ミステリーベスト10(週間文春)●第8位「メルカトルかく語りき」麻耶 雄嵩 (著)

悪徳探偵メルカトル鮎と五つの難事件!! 

ある高校の密室状態の理科室で、物理教師が惨殺された。

容疑者とされた生徒は20人。

銘探偵メルカトルが導き出した真相とは--

「答えのない絵本」他五編収録。



ある高校で殺人事件が発生。

被害者は物理教師、硬質ガラスで頭部を5度強打され、死因は脳挫傷だった。

現場は鍵がかかったままの密室状態の理科室で、容疑者とされた生徒はなんと20人!

銘探偵メルカトルが導き出した意外すぎる犯人とは―「答えのない絵本」他、全5編収録。

麻耶ワールド全開の問題作。



相変わらずのメルカトル、美袋の掛け合いが面白い。

普通に読んでいて面白いというのも、存外大事なことだと私は思う。


内容だが、この五作はすべて同様の趣向が凝らされている。

この趣向については前例はあるかもしれないが、ここまで徹底して様々な手法と実験精神で取り組んだのは麻耶が初めてだろう。

この作家、とにかく独自の問題意識を持ち、非常に高度な論理構築の業を以てそれを支える。

その問題意識を共有でき、論理の美しさを正当に評価できる読者、所謂マニアこそがどっぷりとはまってしまう所以だ。



「死人を起こす」で若干不満に思ったものの、全体の趣向から見れば妥当なラストか。

何より面白かったのが「収束」。

事件自体は単純なものなのに対し、途中まで著者の意図がまったくわからない。

Who done itだのWhat done itだのそういう括りですら、もはやない。

やはり問題意識を持たなければ真の創造はできないのだと身につまされる思いだった。

そして単純にラストのどんでん返しの鋭さも一番だった。

残りの三作も非常に個性的で粒ぞろい、独創的で意外なラストととても面白いのだが、欲を言えば若干問題意識が先行しすぎ、自縄自縛となった感もあり、評価が別れるところだろう。

著者の作品の中でも実験要素が強い短編集となっている。



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おすすめのミステリー★2011年度ミステリーベスト10(週間文春)●第7位「麒麟の翼」東野圭吾 (著)

東野圭吾作家生活25周年特別刊行、第1弾ここから夢に羽ばたいていく、はずだった。

大切な人を守りたい、それだけだった。

誰も信じなくても、自分だけは信じよう――

加賀シリーズ最高傑作、書き下ろし!


寒い夜、日本橋の欄干にもたれかかる男に声をかけた巡査が見たのは、胸に刺さったナイフだった。

大都会の真ん中で発生した事件の真相に、加賀恭一郎が挑む。



大人気「加賀恭一郎シリーズ」の第9弾。

前作『新参者』に続き、日本橋署編です。

東野圭吾らしいシンプルで読みやすい文章、さりげない描写や会話の中にある伏線、そして親子愛などが充分に描かれている。

さらに、『新参者』と同様、日本橋近辺の文化や街並みなどを巧みにストーリーに組み込むあたりは流石の一言。

また、『新参者』や『赤い指』を読んでいれば、それらと関連する内容が多々登場するので、どちらかの作品が好きな方には強くお勧めしたい。


人間が未熟さや弱さからいろいろな間違いを犯してしまい、 自分や多くの人を不幸にしてしまう……

そんな悲しい出来事が連鎖していく不幸。

巡り合わせやタイミングの悪さが取り返しのつかない悲劇をもたらしてしまう悲しさ。

罪をごまかすことによって新たに繰り返される罪。

でも、最後は生きる希望と、人と人の絆や愛情を感じさせてくれます。

そして、新参者と同じように、人形町や日本橋という土地と人、加賀恭一郎の魅力も満載でした。

ああ、本当に読んでよかった!極上の時間を過ごすことができました!

ミステリーがどうこう、意外性がどうこうなんて、関係ないです!

絶対におすすめです!



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posted by ホーライ at 02:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 2011年ベストミステリー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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