2009年01月24日

おすすめのファンタジー「赤朽葉家の伝説」桜庭 一樹 (著)

「山の民」に置き去られた赤ん坊。
この子は村の若夫婦に引き取られ、のちには製鉄業で財を成した旧家赤朽葉家に望まれて輿入れし、赤朽葉家の「千里眼奥様」と呼ばれることになる。
これが、わたしの祖母である赤朽葉万葉だ。――

千里眼の祖母、漫画家の母、そしてニートのわたし。
高度経済成長、バブル崩壊を経て平成の世に至る現代史を背景に、鳥取の旧家に生きる3代の女たち、そして彼女たちを取り巻く不思議な一族の血脈を比類ない筆致で鮮やかに描き上げた渾身の雄編。


未来が視えるという万葉の不思議な力。
その力は、製鉄業を営む赤朽葉家を 窮地から救ったこともある。
しかし、自分にとって大切な人たちの未来を視てしまうこともある。
未来を知ってしまっても変えることはできない。
ただ運命に向かって突き進む人たちを見守ることしかできない万葉の姿は、胸を打つ。

また、時代が大きく変わる中、流されることなく己の信念を貫き 通した万葉の娘毛毬の生きざまはすさまじい。
生きるということは、こんなにも 激しいことなのか。

ラストの毛毬の娘瞳子の万葉への思いには、ほろりとくる ものがあった。
赤朽葉家に関わる人々が織りなす物語も、切なくてほろ苦い。

これから、瞳子そして私たちが生きる未来はどうなっていくのだろう?

自分自身の人生についても、考えさせられるものがあった。



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posted by ホーライ at 08:56| Comment(0) | TrackBack(0) | ファンタジー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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