2009年01月26日

おすすめホラーミステリー「首無の如き祟るもの」三津田 信三 (著)

奥多摩に代々続く秘守家の「婚舎の集い」。
二十三歳になった当主の長男・長寿郎が、三人の花嫁候補のなかからひとりを選ぶ儀式である。
その儀式の最中、候補のひとりが首無し死体で発見された。
犯人は現場から消えた長寿郎なのか?
しかし逃げた形跡はどこにも見つからない。

一族の跡目争いもからんで混乱が続くなか、そこへ第二、第三の犠牲者が、いずれも首無し死体で見つかる。

古く伝わる淡首様の祟りなのか、それとも十年前に井戸に打ち棄てられて死んでいた長寿郎の双子の妹の怨念なのか―。

もう、出だしからして完璧に構築されたこの世界観にノックアウトされてしまった。
土着的な民間伝承と旧家をめぐる因習と因縁。
まさしく横溝正史のあのオドロオドロしい世界を再現したかのような舞台設定がミステリマインドを激しく揺さぶる作品で、本格物としての完成度もかなりのハイレベルだ。

本書の謎の素晴らしいところは、動機がまったくわからないところにある。

久しぶりにミステリでのカタストロフィを味わった。
ましてや二転三転するどんでん返しとくれば、これはもうお手上げというしかないではないか。

ここで驚かない人はいないだろう。

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posted by ホーライ at 08:34| Comment(0) | TrackBack(0) | ホラー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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