2009年01月27日

おすすめサスペンス「天空の蜂」東野 圭吾 (著)

奪取された超大型特殊ヘリコプターには爆薬が満載されていた。
無人操縦でホバリングしているのは、稼働中の原子力発電所の真上。
日本国民すべてを人質にしたテロリストの脅迫に対し、政府が下した非情の決断とは。
そしてヘリの燃料が尽きるとき…。
驚愕のクライシス、圧倒的な緊迫感で魅了する傑作サスペンス。


盗まれた最新鋭ヘリが高速増殖炉の上に落ちるまで数時間という緊迫の展開。
小気味いいのは、登場人物たちがプロの仕事をきっちりこなすことだ。
人命を賭してレスキューする自衛隊員、一瞬のすきをついて自分の仕事をするヘリ開発技術者、地道な捜査で犯人を追い詰める警察官、それぞれに地味だがいい仕事振りである。

正統派クライシス・サスペンス、犯人を明かしつつ、その動機を最後まで謎にとっておく筆の運び方といい、東野サスペンスの一つの頂点であろう。


エンターテイメントとしての完!成度が高いことはいうまでもなく、メッセージ性を内包しながら声高にならないところが東野作品らしい。
放射能を浴びる原発労働者の悲惨さ、原発労働者の子どもたちに対する苛めも丹念に描く。


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posted by ホーライ at 10:42| Comment(0) | TrackBack(0) | サスペンス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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