大統領がテロ組織に拉致監禁されるという大事件がアメリカで発生していたものの―日本の高校生たちにとって、それは遠い国の出来事だった。
それよりも、もっと重要なことがある(それは何だ?!)。
例えば、校舎の屋上でスケッチをすることだとか。
美術の課題のため、屋上にのぼった高校二年生の辻尾アカネ。
そこで、リーゼント頭の不良・国重嘉人や、願掛けのため言葉を封印した沢木淳之介、自殺願望を持つ平原啓太と知り合う。
屋上への愛情が共通しているということから、国重の強引な提案で“屋上部”を結成することになった四人。
屋上の平和を守るため、通行人を襲う罰神様騒動、陸上部のマドンナ・ストーカー事件、殺し屋との遭遇などに巻き込まれることになる。
それらはすべて、ひとつの事件に繋がっていた・・・・・・。
屋上に持ち込まれる謎=屋上の平和を乱すもの、として 屋上を守るため4人は力を合わせ謎に立ち向かう。
泣きあり笑いありの非常に気持ちのいい青春ミステリでした!
主人公たち屋上部のメンバーが、ミステリーなのに素晴らしい青春くささを出してくれています。
屋上部が躊躇いもなく事件に踏み込んでいく姿は爽快感すら与えてくれます。
買って損はないかと思います。 しっかりと楽しめました。
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