2010年12月31日

★2010年「このミステリーがすごい」第7位:『仮想儀礼』篠田節子(著)

このミステリーがおもしろい。このミステリーが面白い。

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おすすめミステリー作家のオススメ面白いサスペンス、おもしろい傑作お勧めサスペンス小説は『仮想儀礼』篠田節子(著)だ。


2010年「このミステリーがすごい」第7位。



篠田 節子

東京都生まれ、東京学芸大学卒。
1990年『絹の変容』で小説すばる新人賞を受賞。
97年『ゴサインタン―神の座―』で山本周五郎賞を、『女たちのジハード』で直木賞を受賞。


信者が三十人いれば、食っていける。

五百人いれば、ベンツに乗れる―

作家になる夢破れ家族と職を失った正彦と、不倫の果てに相手に去られホームレス同然となった矢口は、9・11で、実業の象徴、ワールドトレードセンターが、宗教という虚業によって破壊されるのを目撃する。

長引く不況の下で、大人は漠然とした不安と閉塞感に捕らえられ、若者は退屈しきっている。

宗教ほど時代のニーズに合った事業はない。

古いマンションの一室。

借り物の教義と手作りの仏像で教団を立ち上げた二人の前に現れたのは…。

二十一世紀の黙示録的長篇サスペンス。



新興宗教団体の虚実を描き切った力作。

ただただ金儲けのためだけに作られた宗教団体が、いかにして発展し、かつ、崩壊してゆくのか、教祖の心の動きを中心に描いている。

作られた虚構でしかない団体が、信者を集め、その信者の盲信のゆえに、教祖の手を離れて暴走してゆく‥‥。

これと並行して、この団体を取り込もうとしたり取り潰そうとする外部の暗躍が。

非常にスリリングな展開が綴られてゆく。


宗教法人の会計のしくみなどを十分に取材していなければ意外と描けないような、そういった場面も出てくる。

また、行政の福祉関係の職員だった作者の体験が活かされているのではないか、という場面も、ところどろに効果的にちりばめられている。

いわば、社会的弱者がいかにして新興宗教団体に取り込まれてゆくか、ということをも描いているのだ。

むしろ、そこが本書の言わんとしているところなのかもしれない。

一気に読ませるだけの力がある。

いわゆる「カルト宗教団体」はこのように作られてゆくのかもしれないな、と思わせる、そんなリアルさにも満ちた作品となっている。


21世紀的サスペンス。




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ラベル:篠田節子
posted by ホーライ at 10:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 2010年ベストミステリー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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