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道尾秀介おすすめミステリー小説、お奨めの道尾秀介のミステリー小説。道尾秀介の名作ミステリーの面白い作品。
おすすめミステリー作家のオススメ面白いミステリー、おもしろい傑作お勧めミステリー小説は『龍神の雨』道尾秀介(著)だ。
2010年「このミステリーがすごい」第9位。
本書『龍神の雨』は大藪春彦賞(第12回)を受賞した作品。
■道尾 秀介
1975年生まれ。
2004年、『背の眼』で第五回ホラーサスペンス大賞特別賞を受賞しデビュー。
2005年に刊行した『向日葵の咲かない夏』で注目を浴び、2007年には、『シャドウ』で、第七回本格ミステリ大賞を受賞した。
ミステリの技法を駆使して、人間の深層心理を巧みに描き出す手腕は、高く評価されている
人は、やむにやまれぬ犯罪に対し、どこまで償いを負わねばならないのだろう。
そして今、未曾有の台風が二組の家族を襲う。
最注目の新鋭が描く、慟哭と贖罪の最新長編。
台風の夜に起きた殺人事件を巡って、二組の兄弟が絡み合うミステリ。
この著者の作品はどれも序盤にミスリードを誘って後半にどんでん返しという展開なのだが、それが分かっていても見事に騙されてしまう上手さがあり、この作品でもやっぱり騙されてしまった。
真相が明らかになった後半は展開が加速して最後まで一気に読んだ。
事件の裏側には、兄が妹を大事にする気持ちや弟が兄を気遣う様子など、家族への愛が溢れていたが、ちょっとしたボタンの掛け違いが引き起こしてしまった不幸な事件だった。
初めてこの人の本を読む人は見事に騙されて下さい。
読み応え充分!
読者の想像力を掻き立てる一書だった。
からっとした天気のもとでは臨場感を伴わないか、雨の日を待って読んでみるのも一興だろう。
雨という天候(自然条件)のなかで生じる出来事。
<家族>のあり方という普遍的問いに真正面から取り組んだ力作。
家族だからこそ信じられるのか、いや家族であるがゆえに信じられないのか。
そもそも何をもって家族とみなすのだろうか、衣食住をともにすれば家族足りうるのか、それとも・・・。
本書を読み進めていくと、ついついそんなことを考えてしまう。
結論は1つではないだろうし、人によって捉え方は違う。
しかしやはり家族は大事にしたい。
雨によって翻弄される2つの家族像をリアリティに富む内容で描き出す作風はさすがというべきか。
「人間の深層心理に切り込む」姿勢に刺激を受けた。雨の日には読み返したくなる自分がいるような気がする。
本書の具体的な内容はむしろ「書かない」ほうが妥当であろう。
とにかく一読を推奨したい。
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