おすすめミステリー作家のオススメ面白いミステリー、おもしろい傑作お勧めミステリー小説は『夕陽はかえる』霞 流一(著)だ。
2008年「このミステリーがすごい」第9位。
こんなミステリを待っていた!
不可能犯罪(ロックトルーム)×非情活劇(タランティーノ)×謀略(エスピオナージュ)
殺し屋が繰り広げる殺し合いの修羅場で殺人事件。
殺し屋の探偵が、殺し屋殺しの謎を巡り、殺し屋の容疑者を追及!
任侠推理か、マカロニ本格、それともパズル・ノワール?!
プロの暗殺組織〈影ジェンシー〉で実務を手掛ける〈影ジェント〉の一人、〈カエル〉が不可能状況で殺された。
明らかに同業者の手口。
同僚の瀬見塚は、〈カエル〉の遺族の依頼で真相を追う。
だが、〈カエル〉の後釜を狙う〈影ジェント〉たちが瀬見塚に刃を向け、彼らの怪奇を尽くした決闘の応酬は〈東京戦争〉と呼ばれるほどに発展していく。
殺し屋による殺し屋殺しと推理の行方は?
背徳のSin本格誕生!
殺し屋がころしあっている最中に「殺人事件」が発生するという、まさに「ぶっとび」なストーリーなのだが、そんな「細かい」ことを気にしなくていいよ、というぐらい話はテンポよく進んでいく。
以前、僕は「殺しを請け負う警察官」という設定の「殺す警官」を読んだことがああり、とても面白かった。(この世の中、なんでもありだ。)
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話は『夕陽はかえる』にかえるが、設定が少し変わっていても、それを違和感と感じさせないのは、作家の腕前だろう。
とりあえず、面白いミステリーを読みたい時には、こんな設定のミステリーである『夕陽はかえる』をご一読することをおすすめします。
殺し屋が探偵になると、そうか、こんな調べてかたをするんだね、と妙に感心したりする。
異常と言えば異常だと言えるだけに、それだけファンタジーなエンターテイメントとして、ご堪能ください。
Ryuichi Kasumi
1959年生まれ。
東宝勤務を経て、94年に横溝正史賞佳作入選の『おなじ墓のムジナ』でデビュー。
『スティームタイガーの死走』(2001)は『このミステリーがすごい!』4位に、『デッド・ロブスター』(2002)は12位にランクイン。
動物の見立てと、クイーンばりのロジックが融合した、スラップスティック味の濃い本格ミステリという、他に類を見ない作風で、独自の地位を築いている。
著者ホームページ
「霞流一探偵小説事務所」
http://www.kurenaimon.com/
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ラベル:霞流一