2011年12月04日

おすすめのミステリー★2011年度ミステリーベスト10(週間文春)●第4位「マスカレード・ホテル」東野圭吾 (著)

待望の新ヒーロー誕生! 極上の長編ミステリ

都内で起きた不可解な連続殺人事件。

次の犯行現場は、超一流ホテル・コルテシア東京らしい。

殺人を阻止するため、警察は潜入捜査を開始し・・・。

1行たりとも読み飛ばせない、東野ミステリの最高峰。


とても読みやすい作品でした。

人間の恨みって怖いなぁと再認識させられます。


もちろん低評価の人の意見もよく分かりますし、「容疑者Xの献身」や「白夜行」あたりが大好きな人からすれば、かなり物足りないと感じる部分も多々あると思います。

東野圭吾に求められる水準がそれだけ高いからでしょうけど、このレベルの作品をコンスタントに出せる作家さんがどれくらいいるかと考えると、個人的には浮かんできません。


一流ホテルのフロントスタッフで、仲間からも客からも信頼の厚い女性と、一課の刑事でホテルマンに扮し潜入捜査を行うことになった男性が、一つの事件を背景に、最初はいがみ合いつつも互いに認め合っていく。

ホテルで起こる数々の一風変わった事件に、快刀乱麻の如く明快にトラブルを解決していく様は圧巻。

多くの事件を一話完結型のように描き、人間ドラマを濃くしているため、連続ドラマを見ているかのような感覚に陥った。(きっと、ドラマ化されるだろう)

ホテル薀蓄や暗号謎解きも、驚きがあって面白い。

毎度おなじみの読みやすい文体も見事。



超面白タイムリミットサスペンスを、壮麗にして豊饒な人間ドラマに仕上げている名人芸。

理科系出身の作家ならではの緻密な計算に、文系出身者は唖然、茫然。

宿泊客ひとりひとりの仮面=謎を暴いていくことで、巨大な謎=仮面が明らかになる。

作家の芸が光る。


成長してゆく主人公を誰もが応援したくなる。

ドキドキして気になるのは、推理の結末だけではないはず。


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posted by ホーライ at 01:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 2011年ベストミステリー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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