それは殺人に取り憑かれた人間の生々しい告白文だった。
創作なのか、あるいは事実に基づく手記なのか。
そして書いたのは誰なのか。
謎のノートは亮介の人生を一変させる驚愕の事実を孕んでいた。
圧倒的な筆力に身も心も絡めとられてしまう究極の恋愛ミステリー!
ミステリーは結構読んでいる方だと思いますがこのオチはわからなかったです。
過去の手記と現実の様子が同時に進んでいきますが、とても読みやすく、先が気になって一気読みでした。
沢山の人が死んだり、不幸がてんこ盛りで、後味悪いな〜と思っていたところにふんわりと舞い降りるかのような衝撃のラスト!
お〜最後にこう来たか〜と…なんとも体験したことのない読後感でした。
面白い。
もっと話題になって沢山の人に読んでほしいです。
主人公が父親の部屋の押し入れから見つける4冊のノートの手記が大変面白い。
本書の中の3分の1位がその手記の内容が書かれているが少しづつ小出しにされて、読者を引っ張っていく。
ノートを書いたのは誰なのか、主人公の母親はいったい誰なのか?
物語に引き込まれる。
最後は思わす、涙がこぼれてしまった。
ついつい徹夜で読み切ってしまった。
人間のよどみを描きながらも不思議に明るい読後感がある。
プロの間では評価が高かったが、ついに時代が彼女に追いついたか。
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