2012年11月11日

『すベてがFになる』森 博嗣

ずっと気になっていたんだよね。このタイトル『すベてがFになる』
それが、つい先日、何かのきっかけで購入。(何がきっかけだったのか思い出せない。)

これが、一発で「はまった」!
面白い!

読み始めてから知ったのですが、この作品は「第1回メフィスト賞」を受賞して
いるけれど、そもそも、このメフィスト賞は、この『すベてがFになる』に賞を
与えたいために、講談社が作った賞。・・・・すごいよね。

この『すベてがFになる』シリーズは「理系ミステリィ」と称されている。
何が理系かというと、色々と解釈があるようだけど、まぁ、確かに、という感じ。

主人公は二人いて、読んでいて「シャーロック・ホームズ」シリーズを思い出した。

まず主人公のひとりはN大学(名古屋大を想定)の建築学科の助教授「犀川創平」。
この犀川創平が「いやいや」探偵役をやる。

そしてもうひとりの主人公が同じN大の学生「西之園萌絵」。
この西之園萌絵は純粋培養の超お嬢様(何しろ、執事つきの生活をおくっている。)

犀川創平がシャーロック・ホームズで、西之園萌絵がワトソン博士、という感じ。

犀川創平は発生する難事件には、全く興味がない。
しかし、西之園萌絵が犀川創平を犯罪捜査に巻き込んでいく。

密室事件はよくミステリィにあるけれど、そもそも「何故、犯人はわざわざ密室にする
必要があるの?」というのがあるよね。
普通のミステリィ小説ではトリックのためのトリックという感じだ。
でも、この『すベてがFになる』シリーズでは、その密室の必然性も極めて、理論整然と
リアリスティックに解説される。

この密室のトリックを犀川創平が解いていくのだが、犀川創平は犯人探しにも殺人の動機に
ついても、全く興味が無い。(時には、真実さえ隠す。)
ここが面白い。

さらに、このシリーズに出てくる多くのキャラも大好きだ。
まるで「女性のような男性」にしか見えない「女性」講師の国枝桃子のクールさ、とか。
助教授の犀川創平と学生の西之園萌絵の「恋愛」関係も気になりながら、シリーズは進む。

『すベてがFになる』に始まる犀川創平と西之園萌絵のS&Mシリーズは全部で10作品あるが、
僕は3冊を読んだところで「これは間違いない」と残り7冊をいっきに買った。

今、6作目の「幻惑の死と使途」を読んでいるところ。

作品中にぼそっと犀川創平がはきだす「意味なしジョーク」も僕のツボにはまっています。

作者は実際に名古屋大の助教授で、なんと3か月に1冊のペースで作品を出していた。

これまた、驚異!


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2010年12月25日

★宮部みゆきのおすすめミステリー小説:おすすめ面白いミステリー小説『魔術はささやく』宮部 みゆき著

おすすめ宮部みゆきのミステリー小説。宮部みゆきのおすすめミステリー小説。

日本推理サスペンス大賞受賞作品。

宮部みゆきの初期作品の中では最高傑作。


それぞれは社会面のありふれた記事だった。

一人めはマンションの屋上から飛び降りた。

二人めは地下鉄に飛び込んだ。

そして三人めはタクシーの前に。

何人たりとも相互の関連など想像し得べくもなく仕組まれた三つの死。

さらに魔の手は四人めに伸びていた…。

だが、逮捕されたタクシー運転手の甥、守は知らず知らず事件の真相に迫っていたのだった。



宮部さんならではの盛りだくさんの構成と登場人物で読者を満足させてくれます。
 
法の網を潜り抜けて、犯罪などとは全く関係ないと言うような顔で過ごしている人たちにも、罪悪感という下意識に刻み込まれているものまでは、消し去ることがでずきないというのも業だと思いました。

そんな罰されない犯罪者をその下意識に働きかけることによって自殺という形で罰してしまうのだから、これはまさに魔術でしょう。
 
自殺の謎が明らかになるにしたがって、も一つの真相が分かってきます。

お楽しみに・・・。


宮部みゆきの初期の作品であり傑作ミステリー。

都合の良い設定や未熟な部分もありますが、 何と言っても宮部さんの長所である登場人物の描写が秀逸です。

登場人物が物語の中で生きています。

最初は、ミッシングリンク物か、なかなか魅力的だけど、 ちょっとありきたりかな、と思って読み進めました。

ところが、事件そのものは作品の中盤でほぼ解決してしまうんですね。

そして、それからがこの作品の本題となります。

単なる謎解きのミステリーでは無く、人間を書こうという作者の思いが伝わってきます。

長編でありながら比較的コンパクトにまとまっていて、とりあえず宮部作品の何たるかを知るには、格好の1冊と思われます。


最後も(いい意味で)驚愕でした。

著者に脱帽です。

頭が上がりません。


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2010年12月23日

★おすすめミステリー小説「火車」宮部 みゆき

休職中の刑事、本間俊介は遠縁の男性に頼まれて彼の婚約者、関根彰子の行方を捜すことになった。

自らの意思で失踪、しかも徹底的に足取りを消して―なぜ彰子はそこまでして自分の存在を消さねばならなかったのか?

いったい彼女は何者なのか?

謎を解く鍵は、カード会社の犠牲ともいうべき自己破産者の凄惨な人生に隠されていた。

山本周五郎賞に輝いたミステリー史に残る傑作。



社会派ミステリには2つの要素がある。

一つは純粋にミステリとしての謎解きの面白さ。
そしてもう一つは社会の影を映し出す鏡の役割。

宮部みゆきはこの二つの要素を兼ね備えた秀作を 世に多く送り出してきている現代を代表する作家だが、 僕は彼女の作品の中でも「火車」が一番だと思っている。

物語は一人の女性の謎めいた失踪から始まる。

そしてそれを追う主人公は彼女の過去を探るうちに、 一つの信じられないような真実に辿り着く。

カード破産、戸籍、家族の形・・・

いくつものテーマが織り込まれながら、 謎解きに向かって進むストーリー。

必読の一言に尽きる。



カードやサラ金地獄を背景に描かれる、現代の人間の悲劇。

読み終った時、言葉に出来ない割り切れなさを感じた。

哀しいようないらだち。それは何だったのか。

本当に悪いのは、罪を犯した犯人ではなく、その人を犯罪へと追い込んだものたち。

しかし裁かれるのはいつもその人だけで、犯罪へと追い込んだものたちは、その後も、何も変わらずに続いていく。

一体、誰が彼女を責められるのか。

誰も彼女を救えなかったのに。


そして読者には、その現場に居合わせてしまったような緊迫感漂うラストシーンが待っている!!



宮部みゆきの最高傑作で超おすすめのミステリー小説です。(社会派小説でもある。)



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2010年12月19日

★おすすめのミステリー小説「綺想宮殺人事件」芦辺 拓 (著)

●このミステリーがすごい(2010年)
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第10位「綺想宮殺人事件」芦辺 拓 (著)


琵琶湖畔にそびえる壮麗な怪建築群―

“綺想宮”を訪れた名探偵・森江春策を待ち受けていたのは、美しき案内人・二十重亜綺楽と七人の奇怪な滞在客だった。

この不可思議な宮殿に森江が到着した晩、自動的に詩をつむぐ機械「大発見」が火精、水精、風精、土精の呪文を歌い上げた。

翌日から、天地創造の七日間を表わす曲が奏でられる中、滞在客は次々謎の死をとげてゆく。

暗室で発見された五芒星の上の焼死体、毒草園に描かれた九芒星と地中に埋められた死体…

それぞれの死体に過剰なまでに凝らされた「見立て」は何を意味するものか?

本格ミステリを愛し、その神髄を知り抜いた著者が「探偵小説の最期」に捧ぐ訣別の書。



最後の探偵小説、あるいは探偵小説の最期。



曲者・芦辺拓がありきたりな館モノを書くはずありません。

ミステリーを転覆させんとする企てがたっぷり込められています。

なんて言ったて、探偵小説の最期らしいですから。


その試みが上手くいったかどうかの判断は 人によって大きく左右しそうです。

事件の解決はバカミスに片足を突っ込んでいる気がしますし、 その後に語られる探偵小説論も人によって賛否が分かれそうです。


満を持して語られますが、個人的には 他の小説や漫画などでも使い古された論ですし、 なにを今更と言う気がしないでもありません。


ですが、そういったことを語らずにはいられなかった作者の 悲壮感にも似た想いがヒシヒシと伝わってきます。

たぶん、ミステリーを読みこんだ人であればあるほど 色々と考えさせられるものがある作品です。


読んでからの一言 セルフ突っ込みの連続!




地球は空洞であり、我々はその内側にへばりついているという説−−−

地球は曲面ではなく平面であることを「実証」した世界ゼテティック協会−−−

もちろんそんなプロローグは本当に文字通りただの序曲に過ぎず、 万乗氏の居館であった「綺想宮」にたどりついたのちには「イヤ」というほどの膨大な無駄な知識が押し寄せてきます。


最後に痛恨の一撃が加わり途中感じた不安は(いい意味で)裏切られることになりました。


傑作には違いありません。

明かされた真相(Why?への回答)は類を見ない壮絶なものですし、上の主張も含め今年のミステリの話題になることは違いありません。

それらを踏まえても「今年刊行されたなかで読みたい一冊」のうちのひとつです。


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★おすすめのミステリー小説「アルバトロスは羽ばたかない」 七河 迦南 (著)

●このミステリーがすごい(2010年)
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第9位「アルバトロスは羽ばたかない」 七河 迦南 (著)


児童養護施設・七海学園に勤めて三年目の保育士・北沢春菜は、多忙な仕事に追われながらも、学園の日常に起きる不可思議な事件の解明に励んでいる。

そんな慌ただしい日々に、学園の少年少女が通う高校の文化祭の日に起きた、校舎屋上からの転落事件が影を落とす。

警察の見解通り、これは単なる「不慮の事故」なのか?

だが、この件に先立つ春から晩秋にかけて春菜が奔走した、学園の子どもたちに関わる四つの事件に、意外な真相に繋がる重要な手掛かりが隠されていた。

鮎川哲也賞作家が描く、季節を彩る五つの謎。

『七つの海を照らす星』に続く、清新な本格ミステリ。


第18回鮎川哲也賞受賞作「七つの海を照らす星」の続編。

前作は内容や展開も自分的には地味で、どんでん返しにも強引さを感じました。

しかし今作は作品のレベルも格段に上がっていて展開や内容もはるかに面白く一気に読んでしまいました。

後半の読者の意表を突いた大どんでん返しには思わず「やられた」とつぶやいてしまいました。

ぜひ今後も続編を出していって欲しいです。


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