2010年12月19日

★おすすめのミステリー小説「小暮写眞館」宮部 みゆき (著)

●このミステリーがすごい(2010年)
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第8位「小暮写眞館」宮部 みゆき (著)


もう会えないなんて言うなよ。あなたは思い出す。

どれだけ小説を求めていたか。

ようこそ、小暮写眞館へ。

3年ぶり現代エンターテインメント。


花菱英一の両親は、結婚20周年を機に念願のマイホームを購入する。

その家は、もと 写眞館だった築33年の怖ろしく古い家だった。

「小暮写眞館」の看板をそのままに していたため、ある日心霊写真が持ち込まれる。

英一は、その謎解きに乗り出すが・・・。

4編を収録。


心霊写真・・・。

英一により、その写真に隠されたさまざまな人たちの思いが明らかになって いく。

人それぞれ、いろいろな生き方がある。

山あり谷あり。

そんな人生が写真の中に凝縮 されていて、読んでいて胸に迫るものがあった。

そのほかにも、小暮写眞館の幽霊騒動の中で 見えてきた英一の弟、ピカの苦しみにはホロリときた。

「何気ないしぐさや言葉の中に、これほどの 苦悩が秘められていたのか!」そう思うと、本当に切なかった。


生と死についても、考えさせられた。


どの登場人物も性格や心情が細やかに描かれていて、作品を幅も深みもある魅力あるものに している。

700ページありとても長い作品だが、その長さには無駄がない。

読後も、春風に吹かれているような心地よさが残った。

心がほのぼのとする作品だった。




さびれつつある商店街の、かつて「小暮写眞館」だった建物を買い、そこで 暮らすことを決めた風変りな両親。

ふたりの行動に戸惑いつつも一緒に引っ越してきた16歳の少年が主人公です。

宮部さんが描く十代は、大人がこうあってほしいな、と思うような少し古風な感じで ちょっとその「まっとうです、僕」っぷりが時々ハナにつくんだけど、今回は、そんな 彼の、イケてない感じが、後半になるとグッと生きてきた感じがする。

写真屋だった建物で暮らしているせいで、一風変わった心霊写真(写ってる霊らしき人も 死んでない!)を持ち込まれ、その写真に隠れた被写体家族の過去や謎を解く 探偵のまねごとをせざるをえなくなる彼。やがて、自分の家族の問題にも


真正面から向き合うことになる…ホームドラマとしてはなかなかのものかと。

そして、彼が意外な相手に恋をする後半部分の疾走感がすばらしい。

前半2章は退屈だと思う人も多いと思うけれど、我慢してなんとか読みきって、後半〜ラストまでたどり着くと「読んで良かった」と思えるのです。


後味が良い純愛の物語で、さすが宮部ワールド。

心が温まりました。



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posted by ホーライ at 21:36| Comment(0) | TrackBack(0) | ミステリー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

★★「グラスホッパー」伊坂 幸太郎 (著)★★

「復讐を横取りされた。嘘?」

元教師の鈴木は、妻を殺した男が車に轢かれる瞬間を目撃する。

どうやら「押し屋」と呼ばれる殺し屋の仕業らしい。

鈴木は正体を探るため、彼の後を追う。

一方、自殺専門の殺し屋・鯨、ナイフ使いの若者・蝉も「押し屋」を追い始める。

それぞれの思惑のもとに―「鈴木」「鯨」「蝉」、三人の思いが交錯するとき、物語は唸りをあげて動き出す。

疾走感溢れる筆致で綴られた、分類不能の「殺し屋」小説。

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★「おやすみラフマニノフ 」中山 七里 (著)

第8回『このミス』大賞受賞作『さよならドビュッシー』の作家・中山七里氏の第2作目です。

秋の演奏会を控え、第一ヴァイオリンの主席奏者である音大生の晶は初音とともに、プロへの切符をつかむために練習に励んでいた。

しかし完全密室の空間で保管されていた、時価総額2億円のチェロ・ストラディバリウスが盗まれてしまう……。


果たして無事に演奏会を迎えることができるのか。

ラフマニノフやチャイコフスキーなどの名曲が、情熱的に、力強く描かれるなか、天才ピアニストにして臨時講師・岬洋介が鮮やかに事件を解決する!


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★ 関連して同じテイストのクラシック音楽ファン+ミステリー小説ファンに、次の2冊も!

第8回『このミステリーがすごい!』大賞受賞作。選考委員が大絶賛した話題の感動作!

行間から立ち上るドビュッシー「月の光」や、ショパン「エチュード 10-1」の美しい旋律。

ピアニストを目指す少女、殺人、そして驚愕のラスト!

ピアニストを目指す遥、16歳。両親や祖父、帰国子女の従姉妹などに囲まれた幸福な彼女人生は、ある日突然終わりを迎える。

祖父と従姉妹とともに火事に巻き込まれ、ただ一人生き残ったものの、全身火傷の大怪我を負ってしまったのだ。

それでも彼女は逆境に負けずピアニストになることを固く誓い、コンクール優勝を目指して猛レッスンに励む。

ところが周囲で不吉な出来事が次々と起こり、やがて殺人事件まで発生する――。

(最終選考委員コメント)

「音楽青春小説と意外な結末の異種配合」 大森望(翻訳家・評論家)

「著者の奏でる超絶技巧に酔い痴れよ」 香山二三郎(コラムニスト)

「大掛かりなトリックが炸裂する、上質の音楽ミステリー」 茶木則雄(書評家)

「少女ピアニストの感動物語……で終わらない驚き!」 吉野仁(書評家)



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★おすすめのミステリー小説「シューマンの指」奥泉 光 (著)

●このミステリーがすごい(2010年)
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第5位「シューマンの指」奥泉 光 (著)


シューマンの音楽は、甘美で、鮮烈で、豊かで、そして、血なまぐさい――。

シューマンに憑かれた天才美少年ピアニスト、永嶺修人。彼に焦がれる音大受験生の「わたし」。

卒業式の夜、彼らが通う高校で女子生徒が殺害された。

現場に居合わせた修人はその後、ピアニストとして致命的な怪我を指に負い、事件は未解決のまま30余年の年月が流れる。

そんなある日「わたし」の元に、修人が外国でシューマンを弾いていたいう「ありえない」噂が伝わる。

修人の指にいったいなにが起きたのか――。

野間文学賞受賞後初の鮮やかな手さばきで奏でる書き下ろし長編小説。



私は、先日放送されたNHK教育テレビ「N響アワー」の「シューマン生誕200年特集」のゲストに奥泉光がゲスト出演していた際に、話題の小説として紹介されて初めてこの作品を知ったのだが、クラシック・ファンであるとともにミステリ・ファンでもある私としては、買わないわけにはいかないと思い、早速、注文して、読んでみることにした。

この作品は、「指を切断したはずのピアニスト永嶺修人が、なぜ、コンサートでピアノを弾いていたのか?果たして、彼の指は、本当に再生したのか?」というミステリアスな謎が、冒頭でいきなり提示されるという、魅力的な出だしから始まる。 

女子高生殺害事件が起きる中盤以降からは、ミステリ小説らしくなってきて、ミステリ・ファンも面白く読めるようになってくるし、この本の売りであるラスト20ページに待ち受ける真相を読むと、この本が正真正銘のミステリ小説であったと納得できるのだ。



2010年7月の初版発行以来、全国の書店員さんやミステリーファンが大反響。

増刷が充分間に合わないほど話題を呼んだ、芥川賞作家・奥泉光のクラシック音楽・本格ミステリー。

「講談社創業100周年」の記念出版「書き下ろし100冊」ラインナップの一冊。

メインの物語は、里崎優という音大中卒の元ピアノを学んだ‘私’が、’08年7月に約30年前のことを回想して記した手記の形で進んでゆく。

本書の冒頭で旧友からの書簡で、右手中指を失った幻のピアニスト永嶺修人(まさと)が復活した旨を知り驚愕するシーンがあり、以後はこの物語の主役である彼と‘私’の身の回りのことが、シューマンの楽曲の薀蓄とともに続く。


前半は19世紀のドイツの作曲家・音楽評論家でロマン派音楽を代表するひとり、このロベルト・アレクサンダー・シューマンの作品世界の解説書かと思わせるが、語りの半分ほどで、ある女子高生殺人事件がおこり、‘私’がその目撃者となる。

その後は、この迷宮入りした事件の真相の謎が本書の中枢を占める。


終盤の二転三転する展開、そして最後の現代の‘私’の妹による手紙に記された意表をつく真相(らしきもの)。

ここまで読み通した者はまるで夢を見ているかのような恍惚感を味わうこと必至である。

主役の修人の名前がシューマンをもじった、シュー=修、マン=人であること。

そして本書の初版発行日が修人の誕生日の7月23日であることなど、細かいところまで2010年が生誕200年に当たるシューマンづくしの、凝りに凝った、いままで読んだことのない幻想的な異色のミステリーがここに誕生した。


クラシック音楽ファンにも、ミステリー小説ファンにもおススメできる稀代まれの傑作ミステリー小説です。



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posted by ホーライ at 21:26| Comment(0) | TrackBack(0) | ミステリー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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