2010年12月25日

★面白い!どんでん返しがすごい衝撃の結末のミステリー小説『カリスマ』新堂冬樹 (著)

最後にやられた!と思えるオススメのミステリー小説、最後のどんでん返しがすごい傑作ミステリー小説、衝撃の結末のミステリー小説。

面白くい、おもしろい驚愕のおすすめミステリー小説『カリスマ』新堂冬樹 (著)  


妻の病を治したい、子供を一流中学に入学させたい…。

人の弱みにつけこむ勧誘方法で、「神の郷」は設立から十年、二千人の教徒を有する宗教法人に成長した。

教祖の神郷宝仙は、金銭欲や性欲などあらゆる欲望の滅失を説く一方、自身は三百五十億の金を教徒から毟り取り、六百人の女性教徒と関係を持つ。

金や情欲に溺れる神郷の過去に何があったのか―。



著者はこれまで、街金融の若い経営者の周囲で起きる猟奇殺人から展開する『血塗られた神話』、闇の金融業を営む主人公の裏社会での抗争をリアルに描いた『無間地獄』と、自らがなりわいとする金融業界に密着した作品を描き続けてきた。

金融の詳細と劇画のようなスピード感あふれる展開を持ち味としてきた著者が新興宗教を題材にした本作では、金融業界の詳細こそなくなったものの、そのスピード感や力強さが失われることはなかった。


宗教にのめり込んだ母のおかげで、家庭でも学校でも孤立していく少年。

優しく美しかった母は鬼のような姿となり、宗教への傾倒は日増しにエスカレートする…。

そんな少年とその両親の行き着く果てを描いた、衝撃的な序章。

「なに?なに?この異常な場面は?」と思いつつも、暴力的にストーリーにのみ込まれていってしまう。

上巻では、宗教団体「神の郷」の実態とそこに引き込まれていく人々の様子が克明につづられていく。

教祖とその側近、サラリーマンとその妻。


小さな事件の積み重ねと、個々のキャラクターを丁寧に描き、下巻でのストーリーを展開させるためのコマをそろえたといったところ。

誇張して描かれる、ある種ステレオタイプの人物像はマンガ的でもある。

だが、それは読み手の想像力をいとも簡単にかきたて、登場人物の姿を明確に想像させる術だとも言えよう。

全ページめくり終えるまで、一息つく間もない。

だが、全ページ制覇したそのとたん、下巻に手が伸びてしまうことは避けられない。



この最初の序章に描かれる女の金切り声を上げる描写に、心底震えると同時にこみ上げてくる笑い。

圧倒的カタルシス。

恐ろしく残酷な描写に絶望と笑いの境界線を神業的技量で描ききる筆者の文体には衝撃を受けた。

自己欺瞞に命をかける登場人物達がすさまじい醜態をこれでもかというほど執拗にさらけ出す。

彼らの行動、言動、思考は、あまりにも惨めであり哀れだ。

しかし恐ろしいことに彼らは完全に僕自身だった。

あまりの醜い描写に何度も目を背けたくなった。

卑怯な自分が世間にさらされる恐怖におののいた。

それでもページは止められない。

彼の文体のポップネスが、僕の体を洗脳する。

多くの人はそのポップネスを下品なだけだと言う一言で片づけてしまうかもしれない。

だがプッチンプリンや松浦あやバリのアイドルのシングルを立て続けに録音したMDをむさぼり聞くカリスマを描くポップネスこそがこの作品を大傑作に仕立て上げている。

もちろんストーリー構成も結末におけるカタルシスと絶望も完璧に用意されています。

無敵!!!!!!


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posted by ホーライ at 09:10| Comment(0) | TrackBack(0) | どんでん返しのミステリー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

★衝撃の結末のミステリー小説『GOTH―リストカット事件』乙一 (著)

最後にやられた!と思えるオススメのミステリー小説、最後のどんでん返しがすごい傑作ミステリー小説、衝撃の結末のミステリー小説

面白くて、驚愕のおすすめミステリー小説『GOTH―リストカット事件』乙一 (著)   


森野が拾ってきたのは、連続殺人鬼の日記だった。

学校の図書館で僕らは、次の土曜日の午後、まだ発見されていない被害者の死体を見物に行くことを決めた…。

触れれば切れるようなセンシティヴ・ミステリー。


素晴らしい! 傑作です。

人によって好みが分かれる本だと思いますが、僕の中でベスト入りした本です。

主人公は殺人現場を歩いたり猟奇殺人などの記事を集めるのが趣味な男子高校生。

だからと言って気持ち悪い話なのかと言ったらそういうわけでもなく、なんとなく夢を見ているような不思議な気分になります。

確かに死体の描写は生生しいところもありますが、それ以前に話が面白いのです。

そして乙一さんと言えばやはりラストのどんでんがえしですよね。

くやしいことに、最後の「声」ではまんまとやられました。

先を読もうとすると返って読めないんですよね。

まだ乙一さんを知らない方も、この本を読んでいない方も、是非お勧めです。

一度はこのどんでんがえしで悔しい思いをしてみて下さい。きっとハマります。


リストカット事件や色々なお話があって、それぞれ別々のお話ではあるのですが読み進んでいくうちに一本につながってくる。

色んな登場人物の目線から書かれているので読み応えもあって、ただ恐い話だけではなくて、恐さや残酷さや奇妙な関係の中にも切なさややさしさも感じられる一冊だと思います。

狂気の中にいる人間の心の一部分を覗かせてもらったような感覚もあり、本当にただ恐い話の本ではないと思います。 オススメ!!


異常殺人に深い関心を抱く主人公。

しかし自ら犯すわけではなく、犯人を突き止めて警察に突き出すわけでもない。

ただ見たい。

ただ知りたい。

その欲求の元に動く、限りなく黒に近い傍観者。彼が見つめるものは恐ろしいが、その瞳自体もまた恐ろしい。

けれども、読み手を強く惹きつける。

プロットがしっかりしていて、結末へと結びつける伏線が見事。

ミステリーに興味のある人には、是非読んでもらいたい。

(僕は我が家の次女から薦められて本書を読んだ。素晴らしい作品を教えてくれた娘には感謝している。)


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posted by ホーライ at 02:32| Comment(0) | TrackBack(0) | どんでん返しのミステリー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

★衝撃の結末のミステリー小説『夏と冬の奏鳴曲』麻耶雄嵩 (著)

最後にやられた!と思えるオススメのミステリー小説、最後のどんでん返しがすごい傑作ミステリー小説、衝撃の結末のミステリー小説

面白くて、驚愕のおすすめミステリー小説『夏と冬の奏鳴曲』麻耶雄嵩 (著)    


首なし死体が発見されたのは、雪が降り積もった夏の朝だった!

20年前に死んだはずの美少女、和音(かずね)の影がすべてを支配する不思議な和音島。

なにもかもがミステリアスな孤島で起きた惨劇の真相とは?

メルカトル鮎の一言がすべてを解決する。

新本格長編ミステリーの世界に、またひとつ驚愕の名作が誕生!



絶海の孤島、風変わりな人々、奇怪な出来事、そして殺人…。

物語は、本格ミステリという階段を一段一段上っていくかのように展開する。

そこに突然訪れる、段から足を踏み外すような悲劇。

それに耐えながら必死で上り詰めた先に待っていたのは、解決という素晴らしい景色…ではなかった。

確かに謎は氷解し、主人公は何も失わなかった。

それでもなお、理不尽な謎が残り、呆然とするような喪失感が残ったのだった。

それは同時に、主人公が「大人」になったということなのだろう。

ミステリという枠組みでは星2つがせいぜいだが、青春小説としては星5つ以上だと思う。


雑誌編集者の如月烏有は、助手で女子高生の舞奈桐璃と、日本海に浮かぶ 孤島「和音島」で行われる、ある人物の二十周忌の取材に行くことになる。

真夏に雪が降り積もった朝、彼らは断崖のテラスで島の主の 首なし死体を発見するのだが、周囲には誰の足跡もなかった……。


著者のみならず、九十年代初頭における新本格最大の問題作。

著者が示した解法は、あまりに奇想天外であるため、 生真面目なミステリ読者には到底受け入れられず、非難と嘲笑の的となると思います。


それにも増して読者を唖然とさせるのは、ヒロインの舞奈桐璃でしょう。

萌えキャラ的人物造型であるため、年配の読者には、それだけで生理的嫌悪の 対象だと思われますが、それのみならず、終盤には彼女にまつわる不可思議な 秘密が、十分な説明を伴うことなく、唐突に明かされることになります。


バリバリのアンチミステリ。

謎が謎を呼び、物語の後半から驚愕する展開の連続。 

著者は読者にどれだけのレベルを望んでいるのだろうか。

張り巡らされた伏線。

明示されない謎解き。

読み終わった瞬間唖然とした。

こんな作品がまかり通るのか。 

しかし、面白さは秀逸。

ページをめくる手がとまらない。


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posted by ホーライ at 02:31| Comment(0) | TrackBack(0) | どんでん返しのミステリー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

★衝撃の結末のミステリー小説『鬼女の都』菅浩江 (著)

京都を舞台にした小説で熱狂的なファンを持つ藤原花奈女が死んだ。

施錠された仕事場の遺骸は、華やかな朱の小袖に覆われていた…。

「ここは鬼の都やのン。都にこだわり続けるあさましい鬼がいてるのン」花奈女は、創作に啓発を与え、厳格な考証を加える「ミヤコ」という人物に怯えていた。

次回作の構想を酷評され、絶望の末に死を選択したのだ。

作品の矛盾を生んだ「京都の秘密」とは何か?

花奈女の死後もなお、呪詛を託した手紙を送り続ける「ミヤコ」の正体と意図は?

花奈女を慕い真相を追う女子大生吉田優希の眼前で、怪事件が連続、さらに襲撃の魔手が…。

悠久の時と文化を背景に、幻想と謎解きを綺羅の如く織りなす、本格推理の超新星誕生。



京都出身、在住の作家菅浩江氏の描く”あやかしの都”。

表紙を飾るイラストを担当されている山田章博氏も京都在住で雰囲気もバッチリです。

京都もので人気のある同人作家が自殺します。

それもプロデビューも間近に控えているにもかかわらず。

彼女の死に深くかかわる「ミヤコ」とは?。

真相を追う女子大生を京の怪異が襲う!。


数々ある京都を舞台とした推理小説のなかでも面白さ、薀蓄の深さともに群をぬいています。

京都通になりたい人には、さらにお勧め。



京都を知り尽くした著者による京都を舞台にした作品で、日本の伝統文化や伝統芸能を題材に書かれており、不安感を煽る構成はホラーのようにゾクゾクさせられます。

しかし得体の知れない怪奇現象も、京都の特殊な歴史や地理によるものであり、それが京都人によって論理的に暴かれていくところもまた見事としか言いようがありません。

不安に陥れられ、その直後に爽快な気分にさせられるという繰り返しで、最後まで読ませる勢いがあります。

本書に登場する主人公や、主人公が頼る名探偵役、脇役たちもみな個性的で面白い。

推理小説ファンだけでなく、SF ファンもハマるのではないかと思います。



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posted by ホーライ at 02:30| Comment(0) | TrackBack(0) | どんでん返しのミステリー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年12月24日

★衝撃の結末のミステリー小説『ドンドン橋落ちた』綾辻 行人 (著)

無理、無理……。犯人を当てるなんて!

全神経を集中して推理しても、犯人を決められない究極の中短編集。

ミステリ作家・綾辻行人に持ち込まれる一筋縄では解けない難事件の数々。

崩落した〔どんどん橋〕の向こう側で、殺しはいかにして行われたのか?

表題作「どんどん橋、落ちた」や、明るく平和なはずの“あの一家”に不幸が訪れ、悲劇的な結末に言葉を失う「伊園家の崩壊」など、5つの超難問“犯人当て”作品集。


本格ミステリの旗手、綾辻行人氏の、異色中短編集。

捻りに捻った、様々な角度からの犯人当てゲームが展開されつつ、実験精神と遊び心に満ち満ちております。

これぞ本格ミステリの粋、かも。

デビュー前に書いた作品が下敷きになっているお話など、ミステリ作家、綾辻行人の最もコアな部分が凝縮された作品集なのかも知れません。

伊園家の崩壊」がインパクトありました。

色々なミステリを読んだ、という人に、かな?

面白いですよ。


綾辻氏の作品はいつも「そんなのアリ!?」と思うが、この作品は特に強烈。

ネタバレになるので多くは言えないがきっとビックリする事間違いなし。

ただし気の短い江戸っ子気質の方にはオススメできないかも。

裏ネタとして登場人物(!?)の名前から氏の交友関係が読み取れるので、アヤツジストには堪らない。


「どんどん橋落ちた」で、わちゃーそんな手があったのかぁ?で始まって久しぶりに脳をフル回転しましたが、結局全て完璧には答えられませんでした。


4つ目の話は特によかったですので、是非答えを見る前に何度も、登場人物の表情や声が聞こえてくるまで読み返してみて下さい。

5つ目の話は簡単じゃん!と思ったら作者の罠にひっかかっています。

よーく吟味してじっくり味わって下さいね。



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posted by ホーライ at 19:46| Comment(0) | TrackBack(0) | どんでん返しのミステリー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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